検査から診断
検査の日当日
診察券と予約表を受け付けに出す。 すぐに呼ばれて心電図をとった。 そしてレントゲン、心エコー、超音波と続く なにやってるんだろうねぇまったく まぁなんともなければいいわさ 検査がおわって今日のところはそのまま帰宅。 1週間後結果を聞きに再び循環器科を訪ねた。 カルテとレントゲンを覗き込んでいた初老の担当医は口を開いた。 「大動脈弁閉鎖不全症といって弁膜症のひとつです」 「え?」 「弁膜症?」 私はとっさに日本で最初に行われた心臓移植のことを思い出した。 「先生 なんですかそれ」 医師は「説明しましょう」といってこぶし大の心臓の模型を手に説明を始めた。 「心臓には4つの弁があってそれぞれ働きがちがうのですが」 ボールペンで模型を示しながら 「ここに大動脈弁というのがあって心臓から全身に血を送り出すところの弁になります。普通心臓が縮む時(血液を送り出すとき)には開いて、心臓が拡張するときには閉まるのですが、Miyabiさんの場合はその弁の閉まりが悪くて血液が一部逆流しているのです」 「なので体が必要としている血液を送り出すために心臓が無理をして大きくなってきています。」 「・・・」言葉がない私 たしかにレントゲンを見ると普通の人よりかなり心臓が大きくなっている。 「血圧の上と下が離れていたのはこのせいです」 まいったなぁ へんな病気になっちゃった 「先生、原因はなんなんですか?」 「小さい時にかかったリウマチ熱などで細菌が心臓の弁に感染して・・・」 まったく記憶にない。 でもこれは事実なんだし 「先生、ポックリ逝っちゃう事ってあるんですか?」と思わず聞いてしまった。 「無いとは言い切れませんね」 「自然に治ることってあるんですか?」 「ありません」と冷たい言葉 「死ぬまでこのままの人もいますし気づかない人もいます。でもこれ以上逆流が多くなれば心不全になる確率も増えるわけですし、様子を見て手術するのが普通です」 なに 手術? 「どんな手術ですか?」 「この悪い弁を人口の弁に取り替える手術です」 「・・・」 「いまは自覚症状がないようですがこのままほっといても良くならないばかりか心臓自体が悪くなってから人口弁に交換しても心臓は良くなるわけではないのでその前に手術したほうがいいです」 なんか頭が混乱してわけがわかんなくなってきた。 「とりあえずどうしたらいいですか?」 「いますぐ対処する必要はないとおもいますので1年に1度位に検査をするようにしましょう」 要するに経過観察というものであった。
by familydialog
| 2005-06-01 07:00
| 歩み (はじめに)
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