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家族のダイアログ |心臓手術日記

心臓カテーテル検査

いよいよ今日は心臓カテーテル検査の日
予定では10:30からである。
妻も会社を休んで病室で待機。

が、なかなかお声がかからない。
前の時間に検査している人が遅れているらしい。
まぁT字帯に着替えてまちましょ

30分以上遅れてお呼びがかかる
ベッドの横にストレッチャーが用意される
また大袈裟だなぁ
「はいMiyabiさん これに乗ってください」
「ではいきますよ~」
妻を残し私を乗せたストレッチャーは検査室へ
ストレッチャーなんていう乗り物に初めて乗ったのだけど
天井しか見えないからかなり目が回る
検査室に着くまでに酔ってしまいそうであった。

検査室へ入室
心臓カテーテル検査_a0089860_12371889.jpg
I先生をはじめ7~8人が迎えてくれる検査室は狭い検査台の横にモニターが3台位頭の辺りには検査台を囲むようにいろいろな装置が並ぶ検査というより手術かな

「では始めましょう」の声とともにT字帯を外され回りを消毒
(だと思うけど見えないので想像)
むき出しになった私の下半身はテープで横に固定された。。。情けなや・・・

カテーテルは右足の付け根から挿入されるらしい。
まずは麻酔をうつ
「よく効くようにしっかりかけますね~」と医師
でもかなり痛い 眉を寄せる私に
「麻酔が効いてくれば痛くなくなりますよ」
まぁそればそうなんだけどねぇ

そろそろ麻酔が効いてきたらしい
いよいよカテーテルを通す為の穴を空けるらしい
「ちょっと押される感じがすると思います」
と言われたけれど押されるというよりストローを強引にねじ込んでいる感じ。 かなり痛いというより重苦しい。
「大丈夫ですかぁ 気分はどうですか?」と補助の看護士がきいてくれるけど 早く終わってくれ~の気持ち

「音楽でもかけましょうか? サザンがクラシックどちらがいいです?」
「いえ大丈夫です なにもいりません」と私 素直じゃないかも

痛いという押し付けられるのは最初だけ
カテーテルが動脈を通って心臓までいくのにはそんなに時間がかからない。
心臓まで到達すると血管に造影剤が入れられ冠状動脈が撮影される
それが終わると悪くなっている弁の所で再度造影剤が噴出され血液の動きが動画で撮影されるようである

但し、どこかをカテーテルが通るときなのか触れられたときなのかかはわからないけど、心臓の鼓動が急に早くなる時がある
「大丈夫ですよ~」と声は掛けてくれるが心臓を手で揉まれているようで気持ちがいいものではない。
実質の検査時間は30分位であろうか

最後にカテーテルを抜き差し込まれた挿入口を外すのであるが
この時が辛いというか痛いというかなんともいえない感覚
そして手で圧迫して止血をするのであるがかなりおもいっきり押されるために痛い そのまま十数分 かなり長く感じた。
血が止まったのを確認してからも今度はテーピング等で完全に固定される 動くことができないのでストレッチャーにはそこにいる全員で持ち上げられて乗せてもらうことになる。

病室に帰ってからも6時間の絶対安静。 寝返りはおろか体を動かすことがまったくできない。 これがかなり辛い。
食事は普通食ながら介助なしでは食べられない。
妻に一口ずつ口に運んでもらった。

もともと上を向いてねることができない私 1時間程で根をあげたくなり妻に体の下にタオルをいれてもらったり TVを見たりして気を紛らすが4時間を越える頃になると妻にマッサージしてもらったりで時計と睨めっこ。
「早く6時間たってくれ~」悲痛の叫びをあげたくなる。

6時間経つ30分前くらいに主治医のI医師が診察しにきてくれ
「もう少しですね あと30分したら確認に来ます」と言い残し部屋を出て行った。
「もう少しの辛抱だぁ」と汗を掻きながら待つこと30分

「あれぇ こないじゃん」
「先生いないみたいよ~」と妻
「あっちゃー だまされたぁ」
「もう限界だぁ」
待つこと余分に30分 別の先生が拘束を外しにきてくれました。

「ふ~ 生き返ったぁ」
体中の節々が限界を通り越していた。

続く>>
by familydialog | 2006-08-15 21:22 | カテーテル検査
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++心臓弁膜症手術の日記++

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